- プレゼンテーション資料の作り方がわからない
- 見ている人が納得するような資料を作りたい
- プレゼン資料を作らなければいけないのに時間がない
パワーポイントの資料作成に手間取っている人は、代行サービスの利用を考えてみるのもおすすめです。
パワーポイント資料の作成を得意として仕事にしている人へ依頼することで、スピーディーかつクオリティも高い資料の作成を期待できます。
当記事では、パワーポイント作成の外注におすすめの代行業者を編集部が独自に厳選してピックアップ。
外注するメリットデメリットや利用の手順、さらによくある質問も紹介しています。
パワーポイント資料作成の外注におすすめの代行業者8選
早速、パワーポイントの資料作成の外注におすすめの代行業者8選を紹介していきます。
なお、選別の際には以下のポイントをもとにしています。
各社のおすすめポイントや特徴を詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。
予算があまり取れない人におすすめなのは「クラウディア」
- 国内有数のクラウドソーシングサービス
- リーズナブルな料金で仕事依頼ができる
- キャンセル料やシステム手数料が無料
クラウディアは、月間の新規会員登録者数が1,000人以上の国内有数のクラウドソーシングサービスです。(※1)
パワーポイントの資料作成を外注するのにあまり予算が取れない人は、クラウディアがおすすめ。
リーズナブルな料金で仕事依頼が可能だからです。
実際、クラウディアの公式サイト内で「パワーポイント」で検索してみると、1,000円~依頼が可能なワーカーもいます。(※2)
依頼内容によって料金は違ってきますが、パワーポイント資料作成代行業者では1ページあたり3,000円~10,000円程度であることが多いので、業者に依頼するよりもリーズナブルに作成してもらえる可能性は高いでしょう。
例えば、「予算20,000円でパワーポイント5ページ作成してほしい」と案件を募集すれば、興味を持ったワーカーから応募がありますよ。
クラウディアには、パワーポイントを得意としている人や、フリーのエンジニアなど、高いスキルを持った人がワーカーとして多数登録。
もし応募がなかった場合は、「プロフィールから探す」「スキルから探す」機能もあるため、気になるワーカーへ直接依頼も可能です。
またキャンセル料やシステム手数料が無料なのもポイント。
依頼費用だけでパワーポイント資料の作成を外注できるので、出来るだけ費用をかけたくない人には利用しやすいサービスでしょう。
運営会社 | 株式会社エムフロ |
---|---|
サービス形態 | クラウドソーシングサービス |
公式サイトURL | https://www.craudia.com/ |
料金 | 依頼者(クライアント)が設定可能 |
(※1)2022年6月時点
(※2)2024年5月時点
パワーポイント資料作成以外の事務系業務も依頼したい人におすすめなのは「Biz Hitsオンラインアシスタント」
- パワーポイント資料作成以外の事務系業務もサポート
- オンラインアシスタント運用ノウハウも提供
- 業界最安級の料金設定
Biz Hitsオンラインアシスタントは、クラウディアを運営しているエムフロと、ビジネスメディア運営などを手掛けているBiz Hitsが、提携して行っているオンラインアシスタントサービスです。
パワーポイントの資料作成以外の事務系業務も依頼したいと考えている人は、Biz Hitsオンラインアシスタントがおすすめ。
「Web業務」「秘書」「経理」などの事務業務を代行してくれるアシスタントの紹介をしてくれるからです。
パワーポイントの作成はもちろんのこと、請求書作成やメールの対応など、利益に直結しない「ノンコア業務」をサポート。
プレゼンテーション資料の作成も任せられるので、「コア業務」に集中できます。
Biz Hits自体がオンラインアシスタントを活用しており、運用のノウハウも提供してもらえるため、初めてオンラインアシスタントを利用する人でも心配はいりません。
さらに9パターンからプランを選べ、必要な期間・時間に合わせた利用が可能です。
料金は業界最安級なので、パワーポイント資料作成だけでなく事務業務全般のサポートしてくれる人材を探している人は、ぜひ利用を検討してください。
運営会社 | 株式会社Biz Hits |
---|---|
サービス形態 | オンラインアシスタント |
公式サイトURL | https://bizhits-assistant.com/ |
料金の一例(※) |
スタンダードプラン(3カ月契約) 月間30時間 75,000円/月 |
※2024年5月23日時点
実績のある代行業者に依頼したい人におすすめなのは「バーチャルプランナー」
- パワーポイント累計作成実績2,200部以上
- パワーポイントデザイン専門スタッフが作成
- 急ぎでも「特急料金なし」で対応
バーチャルプランナーは、パワーポイント資料作成を専門に行っている代行サービスです。
実績のある代行業者に頼みたい人は、バーチャルプランナーがおすすめ。
累計900社以上の資料作成実績があるからです。(※)
創業から7年にして、累計作成実績は2,200部以上。(※)
単純計算をすると、1ヶ月10社以上、180部以上のパワーポイントの資料を作成していることになります。
支援企業の中には、「リクルート」「JTB」といった大手企業も名を連ねていますよ。(※)
大企業から個人まで、業種・職種を問わず資料作成が可能で、あらゆる資料作成をワンストップで代行。
スタッフは、パワーポイントデザインを専門としており、高品質な資料作成をしてもらえます。
また、急ぎの場合でも「特急料金なし」で納品までをスピード対応してもらえるのもポイント。
公式サイトでは、「依頼前」「依頼後」のパワーポイント資料が掲載されているので、ぜひ参考にしてみてください。
ただし初回発注の最低価格は40万円で、40万円未満でも一律40万円かかるので、注意してください。
※「バーチャルプランナー」公式サイトより(2024年5月時点)
運営会社 | 株式会社ストリームライン |
---|---|
サービス形態 | パワーポイント専門代行業者 |
公式サイトURL | https://www.virtual-planner.com/ |
料金の一例(※) |
最低価格初回40万円 ライトプラン 10,000円/1ページ |
※調査日2024年5月23日時点
どれくらいの費用が必要なのか心配な人におすすめなのは「ドキュメントプラス」
- シンプル・明瞭会計を実現
- 最低発注料金なし・無制限で修正可能
- パワーポイントの資格取得者が対応、制作してくれる
ドキュメントプラスは、パワーポイント資料の作成を専門に行っている代行業者です。
パワーポイント資料作成を外注すると費用がどれくらいかかるのか不安な人は、ドキュメントプラスがおすすめ。
「1プラン」を実現させたため、シンプルかつ明瞭会計だからです。
ドキュメントプラスの料金形態は下記のようにとてもシンプル。(※)
基本料金 | 料金(税別) |
---|---|
1~10ページ | 無料 |
11ページ~ | 5,000円 |
制作料金(ページ数) | 料金(税別) |
---|---|
1~10ページ | 3,500円×ページ数 |
11~20ページ | 3,250円×ページ数 |
21ページ~ | 3,000円×ページ数 |
※調査日2024年5月21日
1~10ページ以内の依頼なら基本料金はかからずに依頼でき、最低発注料金の設定もなし。
さらに修正も無制限なので、「修正が多くて追加料金にいくらかかるか心配」なんてこともありません。
明瞭会計に加え、リーズナブルにパワーポイントの資料作成が依頼できることでしょう。
パワーポイント歴15年、パワーポイント資格を取得している専任の担当者が対応、制作してくれるので、外注先を迷っている人はぜひ候補の一つに入れてください。
運営会社 | 合同会社ドキュメントプラス |
---|---|
サービス形態 | パワーポイント専門代行業者 |
公式サイトURL | https://www.documentplus.jp/ |
料金の一例(※) | 1~10ページ 3,500円×ページ数 |
※調査日2024年5月21日
オンライン用のパワーポイント資料を作成してほしい人におすすめなのは「パワポデザイナー」
- オンライン用パワーポイント資料の作成が可能
- 手書きの原稿でも対応可
- 公式サイトに自動見積もりあり
パワポデザイナーは、パワーポイント資料作成を専門に行っている代行サービスです。
オンライン用のパワーポイント資料を作成してほしい人は、パワポデザイナーがおすすめ。
パワポデザイナーでは、オンライン上でも提案力を強化し、成果が上げられるような資料を作成してくれます。
もともと紙ベースであった原稿をオンライン用にブラッシュアップ。
パワーポイントのアニメーション機能や文章をビジュアル化することで魅力的な資料を作成してもらえます。
もし原稿自体がない場合や手書きの原稿でもレイアウトから対応可能で、別途費用はかかりますが、お願いすればテキストのライティングもやってもらえます。
公式サイトでは自動見積もりができるので、まずは見積もりから試してみてはいかがでしょうか。
運営会社 | 株式会社ホワイトワンプラス |
---|---|
サービス形態 | パワーポイント専門代行業者 |
公式サイトURL | https://www.ppt-designer.com/ |
料金の一例(※) |
スタンダードプラン (~10ページ)67,500円~ |
※調査日2024年5月21日
大切な商談を控えている人におすすめなのは「okunote」
- 意思決定を促すパワーポイント資料を作成してもらえる
- コンサルタントが対応してくれる
- 利用企業から高い評価をもらっている
okunoteは、資料の見栄えよりも「成果」に重点を置いた、パワーポイント資料を作成してくれる専門業者です。
大事な商談を控えている人は、意思決定を促すパワーポイント資料を作成してくれるokunoteがおすすめ。
多数の資料作成経験をもつコンサルタントが、必要な情報を選択・整理しながら最適な構成と表現方法でパワーポイント資料を作成してくれます。
他社ではパワーポイント専門デザイナーやグラフィックデザイナーが対応しているのは一般的ですが、okunoteはコンサルタントが対応しているのもポイントのひとつ。
課題と目的を明確にし、商談相手に刺さるような資料作成をしてもらえることでしょう。
「年間売上50%以上アップ」「5億円規模の案件を受注」など(※1)、okunoteのサービスを利用して効果を実感している企業もあります。
実際に利用した企業からの評価は高いので、プレゼンテーションに勝ちたい人はぜひ利用を検討してみてください。
運営会社 | 株式会社okunote |
---|---|
サービス形態 | パワーポイント専門代行業者 |
公式サイトURL | https://okunote.co.jp/ |
料金の一例(※2) | 1ページあたり10,000円程度 |
(※1)「okunote」公式サイトより(2024年5月時点)
(※2)調査日2024年5月21日
急ぎでパワーポイント資料が必要な人におすすめなのは「クイックボードデザイン」
- 最短で数時間以内の納品が可能
- 1,600社・5,000プレゼン以上の実績あり(※1)
- 発注から納品までメールで完結
クイックボードデザインは、プレゼン資料作成などパワーポイント資料作成の代行サービスです。
パワーポイント資料の準備に緊急性を要する場合は、クイックボードデザインがおすすめ。
最短で数時間以内の納品が可能な「特急パワーポイント(お急ぎ便)」が用意されているためです。
内容やボリュームよって納品までの時間に変動はありますが、24時間以内に納品が可能な点も頼もしいです。
実際に利用した人からは次のような声が寄せられています。
- 超超超特急対応でお願いします!」と「超」を勝手にだんだんと増やして発注してしまっていますが、毎回、きちんと対応していただいており感謝としか言いようがないです。
- パワポでここまでデザインできる業者さんは初めてでしたので大変驚きました。
- スピード感のある対応に脱帽でした。
特急パワーポイント(お急ぎ便)が対応しているのは「資料・スライド作成」「チラシ」「学会ポスター」などで、通常料金の4~6割増程度で外注可能です。
スピードだけでなくクオリティも高く、1,600社・5,000プレゼン以上の実績もあります。(※1)
メール経由で発注から納品まで完結するので、とにかく急ぎでパワーポイントを作成してほしい人は、まずは見積もりから依頼してみてはいかがですか。
事業者名 | クイックボードデザイン |
---|---|
サービス形態 | パワーポイント専門代行業者 |
公式サイトURL | https://quickboarddesign.com/ |
料金の一例(※3) | 1ページ1,500~3,800円 |
(※1)「クイックボードデザイン」公式サイトより(2024年5月時点)
(※3)調査日2024年5月23日時点
実績重視で選びたい人におすすめなのは「オリファイ」
- 「完全満足度保証」あり
- 「マイクロソフトMVP パワーポイント部門」15年間連続受賞(※1)
- 「経営者が選ぶおすすめプレゼン資料作成代行NO.1」を獲得している(※2)
オリファイは、パワーポイント資料作成を専門に行っている代行サービスです。
パワーポイントの資料作成代行の依頼先を実績重視で選びたい人は、オリファイがおすすめ。
パワーポイント資料を作成してくれるのは、「マイクロソフトMVP パワーポイント部門」を15年間連続受賞しているコンサルタントなためです。(※1)
さらに「経営者が選ぶおすすめプレゼン資料作成代行NO.1」も獲得しています。(※2)
実際にオリファイにパワーポイント資料作成を依頼した企業では次のよう実績をあげています。(※2)
- 十億円以上の大規模提案を受注
- 他社優位からの逆転勝利
- 売上267%アップ:9億円→24億円(金融)
取引企業は「三菱重工業」「NTTコミュニケーションズ」など、大手企業を含め1,705社。(※3)
また満足できない時には、料金を支払わなくてもいい「完全満足度保証」がついています。
成果物を検収し納得いかなかった場合、費用の支払いは一切なし、前金で支払いをしていても、全額返金してもらえます。
「全額返金OKなんて会社の利益にならないのでは」と思う方もいるかもしれませんが、「完全満足度保証」があるのは、自信がある裏返しといえるでしょう。
運営会社 | 株式会社オリファイ |
---|---|
サービス形態 | パワーポイント専門代行業者 |
公式サイトURL | https://orifay.com/ |
料金の一例(※4) |
最低費用:100,000円~ テンプレートデザイン:30,000円~ スライド作成:1ページ10,000円~ |
(※1)「オリファイ」公式サイトより(2024年5月時点)
(※2)アンケートモニター提供元: ゼネラルリサーチ/調査期間: 2020年4月14日~15日/調査方法: インターネット調査/調査概要: プレゼン資料作成代行会社10社を対象にしたサイト比較イメージ調査/調査対象: 全国20~60代の経営者の男女1,120名
(※3)2023年12月末現在ののべお取引企業数
(※4)調査日2024年5月23日時点
パワーポイント資料作成を代行業者へ外注する際の失敗しない選び方
初めてパワーポイントの資料作成を代行業者へ外注しようと思っている人は、「思っていた通りの出来上がりになるのだろうか」「いくらかかるのかな」など、不安に思うこともあるのではないでしょうか。
パワーポイント資料作成を外注する際には、何を優先するのかを明確にし、代行業者を選ぶようにしましょう。
業者によってそれぞれ得意分野があり、特徴も違うからです。
- 費用
- 納期
- クオリティ
上記にあげた中で、何を優先するかによって外注する業者も違ってきます。
あまり費用をかけられないのなら、比較的安価で依頼できるクラウドソーシングや1ページあたりの料金が安い業者、最低価格設定のない業者がおすすめです。
さらに、何回目の修正から料金がかかるのかもチェックするようにしましょう。
ドキュメントプラスは、最低発注料金の設定がなく、修正も無料で無制限利用できます。
納期を優先するなら、急ぎの依頼でも対応してもらえる「特急便サービス」などがある業者を選びましょう。
クイックボードデザインは、数時間~24時間以内の納品にも対応していますよ。
また、パワーポイントを何に利用したいのかにもよっても選ぶ業者が違ってきます。
例えば、パワーポイントを使用する資料には次のようなものがあります。
商談の際に使用するパワーポイントを作成してほしいなら、okunoteやオリファイは、成果が出る資料作成をしてくれます。
パワーポイント資料作成を外注する際には、優先順位をつけると自分に合った代行業者を見つけやすくなりますよ。
パワーポイント資料作成を代行業者へ外注するメリット3つ
パワーポイント資料作成を代行業者へ外注することで得られるメリットは、下記の3つが考えられます。
- コア業務に時間が使えるようになる
- 質の高い資料を作ってもらえる
- 社内で作成するより費用を抑えられる
それぞれを詳しく解説していきます。
1.コア業務に時間が使えるようになる
まず1つ目のメリットは、コア業務に時間が使えるようになることです。
パワーポイントに慣れていない人が作成しようとすると、思っている以上に時間がかかることもあるからです。
パワーポイントの資料作成にかかる時間は、作成者のスキルに左右されるものの1スライドあたり30分~1時間程度が平均といわれています。
もしパワーポイントを10ページ作成するなら、かかる時間は単純計算で5時間~10時間。
さらに資料作成するための情報を集めたり、ページ数の増加、パワーポイントに慣れていない人が作成することになれば、もっと時間は必要となりパワーポイントの資料作成に数日費やすなんてこともあり得ます。
しかし、パワーポイントの資料作成を外注することで、かかっていた時間をコア業務に充てられます。
コア業務に集中できることで生産性も上がり、利益向上にも繋がりやすくなることでしょう。
2. クオリティの高い資料を期待できる
2つ目のメリットは、クオリティの高い資料の作成を期待できる点です。
パワーポイントやプレゼンテーションについてよく理解している専門業者に依頼するためです。
同じ資料を作るにしても、配色や配置、構成、もっと細かく言うと文字のフォントサイズが1px違うだけでも見る側の印象は違ってきます。
専門業者ならではの効果的な見せ方を熟知していることから、作成経験の少ない素人が作るよりも説得力のあるパワーポイント資料を期待できます。
求めるクオリティに応じて費用も跳ね上がりますが、競合他社に絶対負けたくないコンペなどで勝負する際にのみ、費用をかけてみるのもおすすめです。
3. 社内で作成するより費用を抑えやすい
3つ目のメリットは、社内で作成するより費用を抑えやすい点です。
業者に依頼すれば、パワーポイント資料作成のみの費用しか必要ありません。
もしパワーポイント資料作成のために新規スタッフを雇うことになった場合、次のような手間や費用がかかります。
- 求人募集する際の手間や費用
- 選考の手間や採用担当者の時間的コスト
- 教育コスト
現職の社員が作成する場合も、完成までにかかった時間分の費用がかかります。
パワーポイント資料作成に関わる社員が多くなるほど、業者に外注したほうが費用を抑えられることでしょう。
パワーポイント資料作成を代行業者へ外注するデメリット3つ
パワーポイント資料作成を代行業者へ外注すると得られるメリットがある一方で、次のようなデメリットも考えられます。
- パワーポイントが必要な時は外注するようになってしまう
- 外注先の選び方によってはメリットを感じられない
- 情報流出する可能性がある
それぞれのデメリットについても詳しく解説してきます。
1. 外注化することで社内にノウハウが蓄積しづらい
1つ目のデメリットは、パワーポイント資料が必要になるたびに外注することで社内にノウハウが蓄積しづらくなってしまう点です。
はじめは時間もかかるし不格好なものしか作れなくても、数をこなしていけば要領をつかめるようになってくるのが一般的。
しかし代行依頼し続けることで、社内のスタッフがパワーポイントに触れる機会は少なくなり、上達するのが難しくなります。
後々は社内で作成できる担当者がほしいと考えている場合、さほど重要ではないパワーポイントだけでも練習を兼ねて社内のスタッフに任せてみるのもおすすめです。
2. 選んだ外注先が合わないとメリットを感じられない
2つ目のデメリットは、選んだ外注先が合わないとメリットを得られないところです。
コストと成果が見合わないこともあるからです。
例えば、修正で追加料金がかかってしまい予算オーバーになってしまった場合、完成した成果物には満足しても、「外注してよかった」と心から思うのは難しいのではないでしょうか。
また2日後の会議に必要な資料を「納期は1週間後から可能」という業者に外注してしまっては意味がありません。
代行業者には「修正は2回まで無料」「急ぎの納期でも対応可能」など、それぞれ特徴を見極めながら、自社にマッチしている業者を慎重に選んでいきましょう。
3. 情報流出するリスクがある
3つ目のデメリットは、情報流出のリスクがあることです。
パワーポイントを作成するうえで、社外秘の情報やデータを代行業者に渡す必要も出てきます。
社内使用や特定の会社のみを目的としたプレゼン資料が外部に流出してしまうことで、社会的にも罰を受けたり信用問題低下へとつながりかねません。
代行業者に過失がないとしても、外注依頼すれば情報流出の可能性はゼロでないことを覚えておきましょう。
代行業者に外注する際は、セキュリティ対策の指標となる「プライバシーマーク」や「ISO27001(ISMS認証)」を取得しているか確認してみてください。
万が一にも外部に情報が漏れるとリスクが高い資料を扱う場合は、無理に外注化せずになんとか頑張って社内で作ることをおすすめします。
パワーポイント資料作成を代行業者へ外注する際の手順
パワーポイント資料作成代行業者へ外注する際には、どのような手順になるのでしょうか。
今回は代行業者に外注する際の手順を詳しく解説していきます。
クラウドソーシングサービスやオンラインアシスタントに外注する際は、それぞれの公式サイトに手順が掲載されているので参考にしてください。
-
問い合わせ
公式サイトや電話で問い合わせをしましょう。
公式サイトでは「名前」「メールアドレス」「電話番号」「メッセージ」など簡単なものを入力して送信します。
送信後、数日以内に連絡があります。
返信がなかったときは、もう一度送信するか、電話で問い合わせるようにしてください。 -
原稿データ提供・打ち合わせ
見積もりを提示してもらうため、原稿データを提供します。
原稿データを提供後、打ち合わせを行います。
原稿データがない場合や手書きでも対応してくれる業者もあります。
資料の用途や入れてほしい内容、体裁、納期などの希望を伝えてください。
基本的には打ち合わせはオンラインやメールを介して行うことが多いのですが、各サービスで違ってくるので、確認するようにしてください。 -
見積り提示
打ち合わせの内容をもとに、見積もりが提示されます。
金額はページ数やアニメーションの有無などで違ってきます。
オプションとして費用がかかるものもあるので、よく確認するようにしてください。
また、最低価格が設定されている場合や無料で対応してくれる修正回数が決まっている場合もあります。
ほとんどのサービスが見積もりは無料で提示してもらえます。何社か見積もりを取り、比べてみるのもいいでしょう。 -
発注・制作開始
見積もりに納得したら発注・制作が開始されます。
出来上がりのイメージが違わないように、作業中に確認させてもらえる代行業者もあります。
はっきりした納期はページ数や修正回数で変わってくるので、納期に余裕がない場合はマメに確認するようにしましょう。
代行業者によっては、制作前に入金が必要な場合もあります。支払いのタイミングも確認しておきましょう。 -
資料の確認・修正
出来上がった資料の確認をし、必要なら修正を依頼します。
無料で対応してくれる修正回数が決まっている場合もあるため、よく内容を見直し修正依頼するようにしましょう。
修正が必要だった場合、改めて納期の確認をするようにしてください。 -
納品・支払い
完成した資料を納品してもらい、確認後にも問題がなければ支払いを行います。
支払期限を確認し、期限内に支払いを行いましょう。
経理システムの関係で期限内の支払いが難しいときは、相談するようにしてください。
パワーポイント資料作成を代行業者へ外注する際によく出る質問と回答
パワーポイント資料作成を代行業者へ外注する際、わからないことや知っておきたいこともあるのではないでしょうか。
この章ではよく出る質問と回答を紹介していきます。
パワーポイントの資料作成を外注するかどうか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
A. パワーポイントのバージョンによっては対応できない場合もあります。
「パワーポイントのバージョンは2016以降」など、代行業者によって対応可能なバージョンが違います。
また、Macでの動作は保証していない場合もあるので、外注する前に業者へ確認するようにしてください。
A.さまざまな業界の資料作成に対応している場合が多いです。
ほとんどの代行サービスで「金融業界」「医療業界」「IT業界」などの業界をとわず、資料作成を行っています。
各サービスの公式サイトには、過去の実績として利用企業などが掲載されているので参考にしてください。
A. 「営業資料」「プレゼン資料」「会社説明会資料」など、ビジネスでよく利用される資料の作成に対応しています。
上記以外でも、「学会発表資料」「講演会資料」「チラシ・リーフレット」などにも対応している代行サービスもあります。
作成してもらえるのか不安な人は、代行サービスに確認するようにしてください。
公式サイトに見本が掲載されている代行サービスもあるので、見てみるとイメージが思い浮かびやすいでしょう。
A.依頼できる場合が多いです。
原稿データがなかったり、まだ内容や構成が決まっていなくても問題なく引き受けてくれる業者は多数あります。
ただし、「構成費」として追加料金がかかる場合もあるので、代行サービスを利用する際は、「構成からやってもらえるのか」「料金はいくらなのか」を確認するようにしてください。
A. 遠方でも打ち合わせは可能です。
ただし直接会って打ち合わせをする場合、出張費がかかる場合もあります。
打ち合わせはオンラインかメールで行っている代行サービスが多いので、遠方の人は打ち合わせ方法をあらかじめ聞いておくと安心です。
A. メールで送付しましょう。
画像がありファイルのサイズが大きすぎてメールで送付できない場合は、データをアップロードして、リンク先を共有するだけでパワーポイントの資料が送れる送信サービスの利用が便利です。
パスワードの設定もできるため、セキュリティが心配な人も利用しやすいでしょう。
A. 自分で修正することは可能です。
利用しているパワーポイントのバージョンと互換性のあるデータを納品してもらえるため、納品後は自由に修正が可能です。
修正に追加費用がかかってしまう場合は、自分で修正することも視野に入れておくといいでしょう。
A. 納品後の著作権は依頼者に帰属します。
代行サービスで作成してもらったパワーポイント資料は、納品時に依頼者側へ譲渡されます。
納品後は自由に編集・使用ができるほか、納品してもらった資料を活用して、他の資料を作成することも可能です。
ウェブスターマーケティング株式会社代表取締役 吉岡政人氏からのアドバイス
総括として当記事の監修者、ウェブスターマーケティング株式会社代表取締役の吉岡政人氏からアドバイスいただいたので紹介します。
※監修者プロフィール
ウェブスターマーケティング株式会社代表取締役
吉岡政人
京都府出身。関西大学大学院工学研究科を卒業。「世の中の情報格差を解決したい」という思いから学生時代にWebメディア事業をスタート。その後事業の売上拡大に伴い法人化、ビジネスの拠点を関西から東京へと移し、広告事業やWebサービス事業アルミナの展開など、事業領域全体の拡大を進めている。
インターンや第二新卒の採用に力を入れており、自社の運営メディアは、恋愛情報メディアLoveMA、金融情報メディア「いつのマニー」など、人々のライフワークに密着したメディアのサービスを展開している。
みなさま、はじめまして。
ウェブスターマーケティング株式会社代表の吉岡と申します。
パワーポイントの資料作成に時間がかかってしまってたり負担に感じている人は、外注するのは確かにおすすめといえるでしょう。
ただし、外注先の選び方を間違えると思ったようなメリットを得られないこともあるので注意が必要です。
外注先を選ぶ際には、下記のうち何を優先するのかを考え、利用目的に合ったサービスを選ぶようにしてください。
- 費用
- 納期
- クオリティ
当記事内では、各代行サービスの特徴やおすすめポイントも紹介されているので、選ぶ際の参考にしてみてはいかがでしょうか。
パワーポイントの外注先を選ぶうえで、少しでも参考になれば幸いです。