ITコンサルタント向けおすすめ転職エージェント9社を比較!職種別の選び方も紹介

ITコンサルタント向けおすすめ転職エージェント9社を比較!職種別の選び方も紹介のキャプチャ
  • ベンダーコントロールばかりでコンサルティング業務ができない
  • AI・クラウド・DX分野にキャリアチェンジしたいが社内に適したポジションがない
  • プロジェクトを成功させても昇進や昇給につながらない
  • 上司やマネージャー層のIT理解が乏しく、提案が通らない
  • 外資系ITコンサルに転職し、グローバル案件に挑戦したい

上記以外にも様々な理由で、ITコンサルタントとしての転職を考えている人も多いのではないでしょうか。

株式会社ビズヒッツ」では、ITコンサルタント向けのおすすめ転職エージェントを厳選ピックアップ。

他にも、サービス利用時のメリット・デメリット、職種別のおすすめ転職エージェントについても紹介。

さらには、「未経験からの転職」「外資系と日系の違い」「SaaS・AI領域の需要」など、ITコンサルタントに関するよくある質問にも答えているので、参考にしてみてください。

当記事の情報がITコンサルタントとして転職を検討する際、適切な転職エージェントの選び方や活用時のヒントになれば幸いです。

【監修者プロフィール】

株式会社ビズヒッツ代表取締役 伊藤陽介

伊藤 陽介
株式会社ビズヒッツ代表取締役

2011年から東京~鈴鹿間でリモートワークによる遠隔経営を10年以上続けており、スタッフの8割以上がリモートワーカーによる複数のWebメディア、求人サイト運営を行う。

その知識と経験を元にリモートワークのマネジメント、Webメディア運営、クラウドソーシングの活用法など、多数のセミナー講演、コンサルティング実績を持つ。

現在は、ビジネス系メディア「Biz Hits」、求人サイト「Biz Hits Work」、オンラインアシスタントサービスの「Biz Hitsオンラインアシスタント」を運営しています。

目次

ITコンサルタント向け転職エージェント9社を比較|各サービスのおすすめポイントや具体的な理由も解説

ITコンサルタント向けおすすめ転職エージェント9社について紹介。

ITコンサルタント向け転職エージェント・サイトの厳選ポイント

当編集部が公式サイトやWeb上の評判などを調査した結果をもとに選別しています。

調査結果をもとに、各サービスのおすすめポイントやその具体的な理由についても解説しているので、比較検討時の参考にしてみてください。

MyVision(マイビジョン)はITコンサル業界への転職支援実績な点が豊富でおすすめ

■MyVisionのおすすめポイント

  • 200社以上のITコンサルファームとの強固なネットワーク(※)
  • 独自の選考対策でITコンサル転職成功率をアップ
  • 転職後のキャリアサポートも充実

MyVision(マイビジョン)は特にITコンサル業界への転職支援の実績豊富な点がおすすめです。

200社以上(※)のコンサルファームとの強固なネットワークを持っているからこそ可能となっています。

BCG・デロイト・EY・PwC・KPMG・アビーム・クニエ・フューチャーなど、国内外の主要なITコンサル企業への紹介が可能となっています。

紹介可能なポジションが1,000以上(※)あって、ITエンジニアやSIer出身者がキャリアアップを見込める求人が揃っている点も魅力でしょう。

できる理由としては、MyVisionは元コンサルタントが直接サポートし、業界に特化した独自の面接対策や職務経歴書の書き方を指導してくれるから。

なかでも「想定問答集」や「模擬面接」を活用した選考対策は、ITコンサル転職を成功させる大きな武器となります。

また、MyVisionの支援を受けた転職者の7割(※)はコンサル未経験者であり、IT業界からの転職成功事例も多いです。

無料転職相談も実施しているので、「今すぐ転職するべきか分からない」という方も気軽に相談できます。

気になる方は、公式サイトをチェックしてみてください。

MyVisionの基本情報
対応地域 全国
運営会社 株式会社MyVision/マイビジョン
公式URL https://my-vision.co.jp/

MyVisionを見てみる

※「MyVision」公式サイトより(2025年2月19日時点)

レバテックキャリアはIT業界特化型の転職エージェントへ登録したい人におすすめ

■レバテックキャリアのおすすめポイント

  • IT・Web業界特化で38,000件以上の求人数を保有(※)
  • 3人に2人が年収70万円以上アップの実績(※)
  • 専門アドバイザーによる徹底した転職サポート

レバテックキャリアは、IT業界特化型の転職エージェントへ登録したい方におすすめです。

38,000件以上(※)のIT・Web業界求人を保有し、大手企業からベンチャー企業まで幅広い選択肢を提供しています。

また、IT業界を熟知している職種別の専門アドバイザーが、応募者の強みを引き出し、企業ごとの書類添削や模擬面接でしっかり支援。

そのため、転職成功者の3人に2人が年収70万円以上アップしており、希望企業への転職成功率も96%という高い実績を誇っています。(※)

IT業界でITコンサルタントとして自分の能力を発揮したい人は、ぜひレバテックキャリアを活用してみてください。

レバテックキャリアの基本情報
対応地域 全国
運営会社 レバテック株式会社
公式URL https://career.levtech.jp/

レバテックキャリアを見てみる

※「レバテックキャリア」公式サイトより(2025年2月19日時点)

アクシスコンサルティングはコンサル業界に特化した転職支援を受けられる

■アクシスコンサルティングのおすすめポイント

  • コンサル特化の転職支援実績が圧倒的に豊富
  • 非公開求人77%!CxO・幹部クラスの転職支援も可能(※)
  • 転職後も支援!平均3年以上の長期キャリアサポート(※)

アクシスコンサルティングはコンサル業界に特化した転職支援を受けられる点がおすすめです。

ITコンサルや戦略コンサルなど、各分野に精通したアドバイザーが在籍しています。

具体的な数字でいうと、創業20年以上の中、10,000人以上の現役コンサルタント、85,000名以上の転職希望者の支援実績を持っています。(※)

さらに、一般には出回らないITコンサル向けの魅力的なポジションが多いのも特徴といえるでしょう。

求人の77%が非公開求人(※)となっており、大手コンサルファームや成長企業のCxO・幹部クラスの求人も紹介可能です。

また、アクシスコンサルティングでは単なる転職支援に留まらず、平均3年以上のキャリアサポートを提供。

独立やフリーランス、さらには副業まで支援し、長期的なキャリア形成を考えてくれる点も他社にはない強みなので、気になる方は公式サイトをチェックしてみてくださいね。

アクシスコンサルティングの基本情報
対応地域 全国
運営会社 アクシスコンサルティング株式会社
公式URL https://www.axc.ne.jp/

アクシスコンサルティングを見てみる

※「アクシスコンサルティング」公式サイトより(2025年2月19日時点)

Geekly(ギークリー)は専門的なアドバイザーによるサポートを期待している人におすすめ

■Geeklyのおすすめポイント

  • IT・Web・ゲーム業界に特化した転職支援
  • 業界専門のキャリアアドバイザーが100名以上在籍(※)
  • 在職中でもスムーズな転職が可能

Geekly(ギークリー)は専門的なアドバイザーによるサポートを期待している人におすすめです。

IT業界に精通したキャリアアドバイザーが100名以上(※)在籍しており、応募書類の添削、面接対策、年収交渉まで一貫してサポートします。

実際に、書類選考の通過率が向上し、転職成功率が20%アップ(※)した実績があります。

在職中でもスムーズに転職活動ができるよう、書類作成のサポートや面接スケジュールの調整を代行してくれるので、現職が忙しい方にもおすすめ。

転職成功者の86%(※)が在職中に転職を成功させている点からもいえるのではないでしょうか。

取引実績のある企業には、NTTデータ・サイバーエージェント・DMM.comなどの大手企業が含まれている点から、大手・有名企業で働きたい人にもおすすめです。

Geeklyの基本情報
対応地域 首都圏・大阪
運営会社 株式会社GEEKLY
公式URL https://www.geekly.co.jp/

Geeklyを見てみる

※「Geekly(ギークリー)」公式サイトより(2025年2月19日時点)

リメディはITコンサルタントとして外資系企業への転職を考えている人におすすめ

■リメディのおすすめポイント

  • 最新&人気のハイクラス求人が豊富
  • 業界トップクラスのヘッドハンターによる選考対策
  • スピード対応&手厚いサポート

リメディはITコンサルタントとして外資系企業への転職を考えている人におすすめ。

外資系戦略コンサルやメガベンチャー、急成長スタートアップのITコンサルタント職の求人を多数保有しているからです。

リメディのヘッドハンターは、外資系コンサル(Bain、BCG、Deloitte、KPMG等)やM&A仲介会社、不動産ファンド出身者など業界トップクラスのプロフェッショナルが揃っています。

また、ITコンサル未経験の方でもケース面接対策などを通じて徹底的にサポート。

さらに企業の採用強化ポジションの詳細情報を入手でき、想定年収1,000万円以上のハイクラス案件も豊富に扱っています。

スピード対応にも強みがあり、1営業日以内の連絡対応や深夜の相談が可能な点も魅力といえるでしょう。

外資系企業のITコンサルタントのポジションを希望している人は、ぜひチェックしてみてください。

リメディの基本情報
対応地域 非公開
運営会社 リメディ株式会社
公式URL https://remedy-tokyo.co.jp/

リメディを見てみる

※「リメディ」公式サイトより(2025年2月19日時点)

JACリクルートメントはITコンサルタントとしてハイクラス転職を目指す人におすすめ

■JACリクルートメントのおすすめポイント

  • ITコンサルタント専門の転職支援体制
  • ハイクラス・グローバル転職に強い
  • 圧倒的な実績と信頼性

JACリクルートメントは、ITコンサルタントとしてハイクラス転職を目指す人におすすめです。

ハイクラス転職に強く、年収600万円~2,000万円のITコンサルタント向け求人を多数保有しています。

JAC Digital」というIT・デジタル領域に特化した転職支援を提供しているのも強みのひとつ。

主に、ITコンサルタントやDX推進、データサイエンティストなどの専門職に精通した60名以上のコンサルタントが在籍しています。

さらに、外資系・日系大手ファームだけでなく、ロンドン発祥のグローバルネットワークを活かし、海外求人や英語での面接対策などの支援も充実しています。

またJACリクルートメントは、オリコン顧客満足度「ハイクラス・ミドルクラス転職」部門で7年連続(2019~2025年)第1位を獲得。(※)

43万人以上(※)の転職支援実績を誇るなど、実績面からもおすすめできる転職エージェントのひとつではないでしょうか。

JACリクルートメントの基本情報
対応地域 北関東(群馬/栃木/茨城/埼玉)、神奈川、愛知、静岡、大阪、京都、兵庫、中国エリア(広島/岡山)、福岡、海外
運営会社 株式会社 ジェイ エイ シー リクルートメント
公式URL https://www.jac-recruitment.jp/

JACリクルートメントを見てみる

※「JACリクルートメント」公式サイトより(2025年2月19日時点)

ムービン・ストラテジック・キャリアは非公開求人や独自ルートの特別選考できる点がおすすめ

■ムービン・ストラテジック・キャリアのおすすめポイント

  • コンサル業界特化の転職支援実績 No.1サービス(※)」
  • 元コンサルタントによる選考対策と情報量
  • 役員・採用責任者へのホットライン活用で独自の選考ルートあり

ムービン・ストラテジック・キャリアは、他社では紹介できない非公開求人や、役員・採用責任者と直接つながる独自ルートを活用した特別選考の機会がある点がおすすめです。

国内外の大手コンサルファームの最新情報や選考対策も網羅しており、ITコンサルタント向けの求人にも対応しています。

さらに、元コンサルタントがキャリアコンサルタントとして在籍しているため、実践的なケース面接対策や、具体的な転職戦略のアドバイスを受けられる点も魅力です。

数字の面でも、業界特化の転職支援実績No.1(※)を誇り、書類選考通過率や内定獲得率の向上が期待できます。

ムービン・ストラテジック・キャリアが誇る、創業29年以上の実績とノウハウを知りたい方は、まずは無料の転職相談を試してみてください。

ムービン・ストラテジック・キャリアの基本情報
対応地域 非公開
運営会社 株式会社ムービン・ストラテジック・キャリア
公式URL https://www.movin.co.jp/

ムービン・ストラテジック・キャリアを見てみる

※「ムービン・ストラテジック・キャリア」公式サイトより(2025年2月19日時点)

ハイパフォキャリアはエンジニアやSIerからITコンサルタントへのキャリアチェンジにおすすめ

■ハイパフォキャリアのおすすめポイント

  • コンサル業界に特化した独自の情報ネットワーク
  • 1,500件以上の求人+非公開求人の充実(※)
  • 年収アップ&キャリアアップを実現できる支援力

上場コンサルファーム「INTLOOP」が運営するハイパフォキャリアは、業界内の詳細な情報と強力なネットワークを活かした転職サポートの提供をしています。

ハイパフォキャリアは、エンジニアやSIerからITコンサルタントへのキャリアチェンジを考えている方におすすめです。

担当キャリアアドバイザーが各職種からITコンサルタントへの転職に向けて、面接対策・書類添削・キャリアプラン設計などを支援してくれます。

上場コンサルファームならではの特別な非公開求人も多数あり、SAPコンサルタントやDX推進、PMOといったITコンサル関連の求人が豊富な点も強みとなっています。

単なる転職支援だけでなく、今後のキャリア形成まで視野に入れたコンサルティングが受けられるのも大きな特徴です。

ITコンサルタントの転職後、長期的なキャリアアップを見据えている方にもハイパフォキャリアはおすすめの転職エージェントです。

ハイパフォキャリアの基本情報
対応地域 東京都、兵庫県、佐賀県、長崎県、奈良県、和歌山県、滋賀県、熊本県、大分県、山梨県、岡山県、鹿児島県、大阪府、神奈川県、千葉県、埼玉県、北海道、新潟県、広島県、静岡県、京都府、宮城県、愛知県、沖縄県、長野県、富山県、宮崎県、茨城県、栃木県、群馬県、福岡県
運営会社 INTLOOP株式会社(イントループ株式会社)
公式URL https://www.high-performer.jp/career/

ハイパフォキャリアを見てみる

※「ハイパフォキャリア」公式サイトより(2025年2月19日時点)

マイナビIT AGENTは未経験からITコンサルタントを目指している人におすすめ

■マイナビIT AGENTのおすすめポイント

  • IT業界専門のキャリアアドバイザーによる徹底サポート
  • 豊富なITコンサルタント向けの非公開求人
  • 年収アップやスキルアップに特化した転職支援

マイナビIT AGENTは未経験からITコンサルタントを目指している方におすすめです。

IT業界に強いキャリアアドバイザーが、未経験者でも転職活動を進めやすいよう全面的にサポート。

たとえば、業界のトレンドやITコンサルタントに求められるスキルを踏まえたうえで、未経験者でも挑戦できる求人を提案してくれるからです。

実際に、未経験からITコンサルタントに転職して年収アップを実現した事例もあります。

また、スキルアップを目指す場合には、特定の分野に強みを持つ企業を提案し、より専門性の高いキャリアパスを構築できる環境を提供しています。

ITコンサルタントへのキャリアアップやスキルアップをお考えの方は、マイナビIT AGENTに登録後、キャリアアドバイザーと相談してみてください。

マイナビIT AGENTの基本情報
対応地域 全国
運営会社 株式会社マイナビ
公式URL https://mynavi-agent.jp/it

マイナビIT AGENTを見てみる

※「マイナビIT AGENT」公式サイトより(2025年2月19日時点)

ワンポイントアドバイス

ITコンサルタントとしてのキャリアを考えているなら、自分の状況や目標に合った転職エージェントを選ぶことが大切です。

各サービスには得意分野があり、未経験者向けのサポートが充実しているものや、ハイクラス転職に強いものなど、特徴が異なるからです。

たとえば、未経験からITコンサルタントを目指すなら「マイナビIT AGENT」、ハイクラス転職を狙うなら「JACリクルートメント」、外資系企業への転職を希望するなら「リメディ」などですね。

無理にひとつのサービスに絞り込まず、複数登録して比較検討するのもおすすめです。

転職エージェントごとに、非公開求人を多く保有していたり、専門的な選考対策を受けられる場合もあります。

転職を迷っている段階でも無料相談ができるサービスが多いので、まずは相談から始めてみてはいかがでしょうか。

専門領域別におすすめのITコンサルタント向け転職エージェント各社を比較

職種別におすすめのITコンサルタント向け転職エージェント各社を比較のイラスト

以下の専門領域別におすすめのITコンサルタント向け転職エージェントを紹介していきます。

あなたが希望する領域のリンクをタップしてお進みください。

セキュリティ領域のITコンサルタント向けおすすめ転職エージェント

セキュリティ領域を希望するなら、「JACリクルートメント」「リクルートダイレクトスカウト」「レバテックキャリア」の3つの転職エージェントがおすすめです。

これらのサービスはセキュリティ領域のITコンサルタント向け求人に強く、高年収案件や専門性の高いポジションの紹介実績が豊富だからです。

たとえば、JACリクルートメントは企業の経営層とつながっており、表には出てきにくいセキュリティ関連の重要ポジションを非公開求人として保有しています。

スカウト型転職サービスのリクルートダイレクトスカウトでは、企業からのアプローチを直接受け、セキュリティ領域の経験を活かした条件交渉も可能です。

IT業界特化型のレバテックキャリアでは、セキュリティ関連の知識やエンジニアリング視点を持ったキャリアアドバイザーが、適性に合った求人を提案してくれます。

以下の、各サービスのおすすめポイント比較表もぜひ参考にしてみてください。

サービス名 おすすめポイント
JACリクルートメント 非公開求人が充実、外資系やグローバル企業への転職にも強み。
リクルートダイレクトスカウト スカウト型転職サービスで企業からの直接オファーが受けられる。高年収案件が豊富。
レバテックキャリア IT・セキュリティ領域に精通したキャリアアドバイザーが在籍し、エンジニア視点での転職サポートが可能。

データアナリティクス領域のITコンサルタント向けおすすめ転職エージェント

データアナリティクス領域を希望するなら、「マイナビIT AGENT」と「ウィルオブテック」2つの転職エージェントがおすすめです。

両社ともデータアナリティクス領域のITコンサルタント向けの専門性が高く、データサイエンスやAI活用に関する求人を多く取り扱っています。

マイナビIT AGENTは、幅広いデータ分析・AI関連職種の案件があり、未経験からでもデータ活用のキャリアへ移行しやすいです。

ウィルオブテックは、IT特化型の転職エージェントで、IT技術に特化したキャリアアドバイザーが在籍。

データエンジニアやデータアナリスト向けの豊富な求人の中から、最新のデータ技術やツールに対応した求人提案が可能です。

データアナリティクス領域向けサービスのおすすめポイントを以下にまとめたので、チェックしてみてください。

サービス名 おすすめポイント
マイナビIT AGENT データ分析・AI活用職種の幅広い求人があり、未経験からのキャリアチェンジも支援。
ウィルオブテック IT・データ関連の技術職に特化し、データアナリストやデータエンジニアの転職に強み。

AI・機械学習領域のITコンサルタント向けおすすめ転職エージェント

AI・機械学習領域を希望するなら、「BIGDATA NAVI」と「doda ITエンジニア転職」がおすすめです。

上記サービスはAI・機械学習領域のITコンサルタント向けの専門性が高く、AI戦略立案、データ活用、機械学習エンジン開発などの幅広い求人を取り扱っています。

BIGDATA NAVIは、AI・機械学習を活用する戦略コンサルティングファームや大手企業のフリーランス案件が豊富です。

doda ITエンジニア転職は、AI・機械学習エンジニア向けの案件が充実しており、未経験からのキャリア転向もサポートしてくれます。

各サービスのおすすめポイントを比較表にまとめたので、参考にしてみてください。

サービス名 おすすめポイント
BIGDATA NAVI IT・データサイエンス領域に特化し、技術力を活かした転職が可能。
doda ITエンジニア転職 AI・機械学習エンジニア向けの案件が多く、未経験者のキャリア転向もサポート。

SaaS・ソリューション導入領域のITコンサルタント向けおすすめ転職エージェント

SaaS・ソリューション導入領域を希望するなら、「マーキャリNEXT CAREER」「Geekly(ギークリー)」「マイナビIT AGENT」がおすすめです。

SaaS・ソリューション導入を専門とするITコンサルタント向けの求人が多いうえ、外資系ソリューションベンダーや国内のSaaS企業、大手SIerでの導入支援ポジションなど多様な選択肢を提供しています。

マーキャリNEXT CAREERは、SaaS・IT系ベンチャーへの転職に強みを持っています。

Geekly(ギークリー)は、大手企業やSIerのSaaS導入案件が豊富で、プロジェクトマネージャーや導入コンサルタントとしてのキャリアアップ支援も対応可能です。

マイナビIT AGENTは、SaaS系スタートアップやベンチャー企業の求人が多く、成長市場でのキャリア構築をサポートしてくれる点がおすすめです。

また、エンジニア出身のアドバイザーが多く、SaaS導入コンサルタントのキャリアパスについて親身に相談にのってくれます。

各サービスのおすすめポイントの比較表を以下に作成したので、参考にしてみてください。

サービス名 おすすめポイント
マーキャリNEXT CAREER toB SaaS / ITベンチャー企業への転職を 本気で考える方向けの特化型転職エージェント。
Geekly(ギークリー) 大手SIerや企業のSaaS導入支援案件が多く、PMや導入コンサルのポジションに強い。
マイナビIT AGENT SaaS系スタートアップやベンチャー企業の求人が多く、成長市場でのキャリア形成をサポート。

SAP・Oracle ERP領域のITコンサルタント向けおすすめ転職エージェント

SAP・Oracle ERP領域を希望するなら、「SAP Job Change」と「エンワールド・ジャパン」がおすすめです。

両社とも、SAPやOracle ERPを専門とするITコンサルタント向けの求人を多く取り扱っています。

また、導入支援・プロジェクトマネジメント・運用・保守・アドバイザリーなど、多様なポジションへの転職を支援している点も魅力といえるでしょう。

SAP Job Changeは、ASPコンサル専門のサービスで、各ファームの情報をプロジェクト現場レベルまで把握しているため、企業研究にも活用できます。

エンワールド・ジャパンは、外資系ERP企業やグローバル案件に特化し、SAP・Oracle ERPの専門知識を活かした転職活動をサポートしてくれます。

英語を活かせるERPプロジェクト案件が豊富で、グローバル案件でのキャリアアップにも対応しています。

各サービスごとのおすすめポイントを以下の比較表にまとめたので、参考にしてみてください。

サービス名 おすすめポイント
SAP Job Change SAP Freelance Jobsで培った事業部トップとの太いパイプを持つ。
エンワールド・ジャパン 外資ERP企業やグローバル案件に特化し、英語を活かしたキャリア支援が可能。

エネルギー・インフラ領域のITコンサルタント向けおすすめ転職エージェント

エネルギー・インフラ領域を希望するなら、「JACリクルートメント」「リクルートエージェントIT」「doda」「ビズリーチ」がおすすめです。

上記3社はエネルギー業界やインフラ業界におけるITコンサルティング案件を豊富に扱っており、特にスマートグリッド、再生可能エネルギー、IoT・DX推進プロジェクトに強みを持っているからです。

JACリクルートメントは、エネルギー業界向けのDX戦略案件やスマートシティ関連のプロジェクトを多く保有しています。

国内外のエネルギー企業やインフラ関連企業とのコネクションが強いからこそ実現できることです。

リクルートエージェントITは、国内の大手電力・ガス・水道事業会社のITコンサルティング案件が豊富で、基幹システムの導入やIoT活用に関わる転職先を探しやすい点が魅力です。

ビズリーチには、エネルギー関連のIT戦略コンサルティングや経営層向けのプロジェクトに関わる高年収案件が多く、年収1,000万円以上も目指せます。

以下の各サービスのおすすめポイントも参考にしてみてください。

サービス名 おすすめポイント
JACリクルートメント エネルギー・インフラ関連のDX戦略やスマートシティ案件が充実。外資系案件も多数。
リクルートエージェントIT 国内大手電力・ガス・水道事業のITコンサルティング案件が豊富で、インフラDXに強い。
ビズリーチ 年収1,000万円以上のエネルギー関連IT戦略コンサルタント案件が豊富で、経営層向けのプロジェクトに携われる。

外資系ITコンサルタント向けおすすめ転職エージェント

外資系ITコンサルタントを希望するなら、「JACリクルートメント」「エンワールド」「マイケル・ペイジ」がおすすめです。

上記3サービスは、外資系ITコンサルティングファームやグローバル企業のDX推進案件を豊富に扱っており、特に英語を活かしたITコンサルタントの転職に強みを持っています。

JACリクルートメントは、イギリス発祥の日系転職エージェントとして、グローバルネットワークを活かした外資系求人紹介に強みを持っています。

海外転職を視野に入れている方にも適しているのは、エンワールドです。

外資系企業のITプロジェクトマネージャーやデジタル戦略コンサルタント向けの案件を多く扱っています。

マイケル・ペイジは、アジア・ヨーロッパ・北米市場の外資系ITコンサルティング案件に強く、海外向けプロジェクトでキャリアを積むことも可能です。

おすすめポイントをサービスごとにまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

サービス名 おすすめポイント
JACリクルートメント 外資系コンサルティングファームや海外進出企業のITコンサル案件が充実。英語を活かせる。
エンワールド 外資系ITプロジェクトマネージャーやデジタル戦略コンサルタント向け案件が充実。
マイケル・ペイジ グローバルIT企業や外資系コンサルファームの転職支援に特化し、海外キャリアにも強い。

フリーランスITコンサルタント向けおすすめ転職エージェント

フリーランスITコンサルタントを希望するなら、「レバテックフリーランス」「Midworks」「ITプロパートナーズ」「Pe-BANK」がおすすめです。

これらのサービスはフリーランスITコンサルタント向けの高単価案件を多く扱い、プロジェクト単位での仕事を探しやすい仕組みが整っているからです。

また、「支払いサイトが短い」「福利厚生が充実している」「直請け案件が多い」といった特徴もあります。

レバテックフリーランスは、フリーランス向けの高単価案件を豊富に揃えており、ITコンサルタント向けのプロジェクトも多数保有しています。

エンド直請け案件が多く、フリーランスITコンサルタントとして高単価の仕事を見つけやすいのが特徴です。

Midworksは、正社員並みの福利厚生を提供しているため、フリーランスの立場であっても安定した働き方が見込めるでしょう。

ITプロパートナーズには、週2〜3日の案件やリモートワーク案件が充実しており、副業や柔軟な働き方を求めるITコンサルタントにおすすめです。

エージェント型のフリーランス支援を行っているPe-BANKは、全国対応の案件提供や長期的なキャリア支援を強みとしています。

地方在住のフリーランスITコンサルタントにもおすすめのサービスのひとつといえるでしょう。

各サービスのおすすめポイントをまとめたので、以下内容も参考にしてみてください。

サービス名 おすすめポイント
レバテックフリーランス エンド直請け案件が豊富で、高単価案件が多い。
Midworks フリーランス向けの福利厚生が充実し、安定した働き方が可能。
ITプロパートナーズ 週2〜3日の案件やリモートワーク案件が充実し、副業・起業希望者にも適している。
Pe-BANK 全国対応の案件提供や長期キャリア支援が充実し、地方在住者にも強い。

ITコンサルタント向け転職エージェントを利用するメリット

ITコンサルタントが転職エージェントを利用する際のメリットについて解説していきます。

ITコンサルタントが転職エージェント利用時のメリットを理解するのイラスト

メリットを理解し、サービスをよりうまく活用するヒントにしてみてください。

メリットその1、専門性の高い求人にアクセスできる

ITコンサルタント向け転職エージェントを利用することで、専門性の高い求人にアクセスできます。

一般の転職サイトには掲載されていないポジションの求人を多く保有しており、ITコンサルタントに精通したキャリアアドバイザーが非公開求人も含めて紹介してくれるからです。

たとえば、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援するDXコンサルタントや、IT戦略やシステム開発に精通したコンサルタントなど、幅広い専門職の求人が存在します。
また、ITプロジェクトの進行管理を担当するPMOや、クラウド環境の設計・構築・運用を行うクラウドエンジニアなど、ITコンサルに関連する職種の求人も豊富です。

専門性の高い求人にアクセスできれば、通常では得られないキャリアアップの機会や年収アップのチャンスも期待できます。

専門性の高い求人の幅が広ければ、自分のスキルや経験を活かせるポジションの選択肢が増え、スムーズに転職活動を進められるでしょう。

メリットその2、年収アップやキャリアアップを実現しやすい

ITコンサルタント向け転職エージェントを利用すれば、年収アップやキャリアアップを実現しやすくなります。

キャリアアドバイザーが求職者のスキルや経験を分析し、より高いポジションや好条件の案件を提案してくれるからです。

高待遇の求人紹介だけでなく、実績のある担当アドバイザーが企業と交渉し、より良い待遇を引き出してくれるため、現職よりも大幅な給与アップが期待できます。

さらに、キャリアプランの相談も可能で、以下のような長期的なキャリア設計も支援してくれます。

例)

  • IT戦略コンサルタントからマネージャー職への昇進
  • 外資系企業でのグローバルキャリア
高年収やキャリアアップを実現したいなら、ITコンサルタント向け転職エージェントを積極的に活用し、スキルや経験がフルで活かせるポジションを狙ってみてください。

メリットその3、転職活動を効率的に進められる

ITコンサルタント向け転職エージェントを活用すれば、転職活動を効率的に進められます。

求人検索や企業とのやり取りなどを担当アドバイザーがサポートしてくれるため、自分で調査や準備をする手間が省けるからです。

特に職務経歴書の添削や模擬面接などの選考対策は、スピーディーな内定獲得にもつながっています。

ITコンサルタントとしての市場価値をアピールできるよう、プロの視点で徹底サポートしてくれるので、応募から内定までのスケジュール管理もスムーズになります。

特に現職の業務が忙しい人にとって、限られた時間を有効に使いながら、より戦略的にITコンサルタントの転職活動を進められるのは大きなメリットです。

スピードを重視する方や、スケジュールに余裕がない方は、ITコンサルタント向け転職エージェントのサポートを積極的に活用しましょう。

メリットその4、フリーランス・独立のキャリア相談も可能

ITコンサルタント向け転職エージェントでは、フリーランスや独立を視野に入れたキャリア相談も可能です。

一部のサービスは転職支援だけでなく、独立支援やフリーランス案件の紹介も行っています。

たとえばレバテックキャリアは、グループに「レバテックフリーランス」というサービスがあり、ITコンサルタントとして独立する際のサポートを提供しています。

ITコンサルタントはフリーランスや独立も選択肢に含まれる職種なので、当初は転職を考えていても、希望が変わった際にそのまま継続してサポートしてもらえるのは心強いです。

転職かフリーランス転身かで悩んでいる人も、まずは相談してみるといいでしょう。

転職前に副業案件を紹介してもらい、少しずつフリーランスとしての実績を積むことも可能なので、興味がある方は検討してみてください。

ITコンサルタントが転職エージェントを利用する際のリスクと注意点

ITコンサルタントが転職エージェントを利用する際に考えられるリスクは次の3つです。

ITコンサルタントが転職エージェントを利用する際のリスクと注意点のイラスト

リスクを順番に解説するので、チェックしながら注意点を確認しておきましょう。

リスクその1、紹介される求人が自分に合わない場合がある

ITコンサルタント向けの転職エージェントを利用しても、必ずしも希望に合う求人を紹介されるとは限りません。

転職エージェント側の求人紹介の優先順位に加えて、登録者のスキルや経験と求人内容がマッチしないケースもあるからです。

たとえば、ITコンサルタントとして戦略系の案件を希望しているのに、システム導入支援系の求人ばかり紹介されることもあります。

理由としては、各サービスが保有している求人の傾向や、登録者の市場価値の判断が影響するためです。

さらに、type転職エージェントハイクラスやビズリーチのようにハイクラス転職に特化したサービスであれば、高年収案件が多い一方で、未経験者向けの求人は少ない可能性があります。

ミスマッチを防ぐためには、転職エージェントの特徴を見極め、自分でも求人情報をリサーチするといいでしょう。

リスクその2、担当キャリアアドバイザーによって対応の質に差がある

ITコンサルタント向け転職エージェントを利用しても、担当者の対応にばらつきがあり、対応の質に差が生じることもあります。

キャリアアドバイザーの経験やスキル、IT業界への理解度によって、提案内容や求人のマッチ度が大きく変わるためです。

たとえば、ITコンサルタントの転職支援を得意とする担当者に相談すれば、専門的かつ的確なアドバイスを受けられます。

しかしIT業界やコンサル職に詳しくない担当者に当たると、的外れな求人を紹介されるなどミスマッチが起こることも。

さらに大手の転職エージェントを利用する際は、登録者が多いため、一人ひとりの対応が機械的になりがちになるリスクもあります。

担当者のサポート力による影響を避けるためには、ITコンサルタント向けのサービスであっても、担当者の変更を依頼できるかの事前確認をしておくと安心できるでしょう。

リスクその3、強引に転職を勧められるケースがある

ITコンサルタント向けの転職エージェントでも、一部では強引に転職を勧められる可能性があります。

高年収で専門性の高いITコンサルタントなので、早く結果を出して売上につなげたいと考える担当者やサービスも存在するからです。

たとえば、戦略系のポジションを希望しているのに、導入系や運用系の案件ばかりを「早く決めたほうが良い」と急かされることがあるかもしれません。

また転職を急かせる担当者ほど、短期的な成果を重視し、長期的なキャリアの視点が不足していることも少なくないため注意しましょう。

上記のようなリスクを避けるためには、複数の転職エージェントを利用し、強引な提案をする担当者は避けるのがおすすめです。

ITコンサルタント向け転職エージェントを選ぶ際のチェックポイント

ITコンサルタントが転職エージェントを選ぶ際のチェックポイントは次の4つです。

ITコンサルタント向け転職エージェントを選ぶ際のチェックポイントのイラスト

各ポイントについて順番に解説するので参考にしてみてください。

選び方その1、ITコンサルタント向けの求人が豊富にあるかをチェックする

各サービスで保有する求人の種類や量が異なり、希望のポジションに出会える確率が変わるためです。

エージェントごとに保有する求人の種類や量が異なり、希望のポジションに出会える確率が変わるためです。

具体的には、戦略系やシステム導入系など、自分が目指す領域の求人がどのくらい掲載されているか、公式サイトを確認してみるといいでしょう。

また、非公開求人の割合やハイクラス案件の有無もチェックポイントになります。

公開求人が少なくても、非公開で多数の求人を保有しているケースも。

ITコンサルタントは水面下で募集が行われることもあるため、非公開求人は要チェックです。

求人数がはっきりしない場合は、ITコンサルタントの支援実績を参考にしてみるといいでしょう。

選び方その2、転職エージェントの専門性やサポートの質が高いかをチェックする

転職エージェントのITコンサルタントに対する専門性や、サポートの質が高いかをチェックするのも忘れないようにしましょう。

専門的な知識があれば、自分の経験や希望に合った求人の提案のほか、具体的なキャリア支援なども受けられるからです。

さらに、専門性の高い担当アドバイザーは、企業や現場の担当者との関係性も深く、企業ごとの評価ポイントや選考対策の情報提供も可能です。

サポートの質を見極めるためには、実際に面談を受けてみて、担当者の知識や対応の丁寧さを確認するのがおすすめ。

ITコンサル転職では、業界事情に詳しく、現場レベルでサポートできる転職エージェントを選ぶようにしましょう。

選び方その3、ハイクラス転職に強いかをチェックする

ハイクラスに強い転職エージェントかどうかもチェックしてみてください。

ITコンサルタントの転職市場では、年収1,000万円以上の求人が多く、一般的な転職エージェントではカバーしきれないことがあるからです。

ハイクラスに特化したサービスは、各種コンサル職の求人に強く、ITコンサルタントの案件も豊富に取り揃えています。

また、企業の経営層とつながることも多く、秘匿性の高いポジションのため、経営者が直々転職エージェントとやり取りしていることも。

そのため、幹部候補や高待遇の非公開求人を紹介できるからこそ可能となっています。

さらにハイクラス転職に強いサービスは、選考対策や年収交渉のサポートにも力を入れているため、より有利な条件で転職を進められるでしょう。

ハイクラス向けのサービスか見極めるためには、高いレベルが求められ、責任あるポジションの高年収案件がどれくらい揃っているかを確認してみてください。

選び方その4、複数の転職エージェントに登録して比較する

転職成功の確率を高めるために、複数の転職エージェントへ登録し、それぞれのサービスを比較してみましょう。

各社の特徴や強みは異なるため、最初から1社だけに頼ると選択肢が狭まる可能性も出てきます。

たとえば、コンサルタント転職に特化していたり、IT業界に強かったりなど、サービスごとに特色は大きく変わってきます。

異なる強みを持ったサービスの併用を行うことで、より多くのチャンスを得られるでしょう。

また担当者との相性もあるため、面談を通じて比較し、自分に合っているかを極めることも大切です。

複数の転職エージェントを利用し、それぞれの強みを活用しながら転職成功を目指しましょう。

ITコンサルタントに求められるスキル一覧表

ITコンサルタントには、ITに関する専門知識だけでなく、ビジネス課題を解決するための戦略的思考力やコミュニケーション能力が求められます。

クライアント企業の課題を特定し、適切なITソリューションを提案・実行することが主な役割だからです。

以下に、ITコンサルタントに求められるスキルを一覧でまとめました。

スキルカテゴリ 具体的なスキル
技術スキル クラウド、AI、データ分析、ERP、システム設計
ビジネススキル 戦略立案、業務プロセス改善、コスト削減提案
コミュニケーション能力 クライアントとの折衝、プレゼンテーション、交渉力
プロジェクト管理 スケジュール管理、リスク管理、チームマネジメント
論理的思考 課題分析、データドリブンな意思決定、ロジカルシンキング

ITコンサルタントはクライアントの経営課題を解決するため、IT技術だけでなく、戦略立案やプロジェクト推進能力など幅広いスキルが必要です。

さらに、クライアントの要望を正確に理解し、適切なソリューションを提供するためのヒアリング力や提案力も求められます。

注意点として、ITコンサルタントの仕事はプロジェクト単位で進められることが多いため、プロジェクト管理能力(PMスキル)があると、より上流工程の役割も担いやすくなります。

また、クラウドやAI、データ分析などの最新技術は日々進化しているため、知識をアップデートし続けることも重要です。

ITコンサルタントを目指すなら、技術スキルだけでなく、ビジネススキルやプロジェクト管理能力も偏りなく身につけましょう。

ITコンサルタントの転職で評価されるポートフォリオとケーススタディ作成のコツ

ITコンサルタントの転職では、具体的な実績やプロジェクト内容を可視化したポートフォリオとケーススタディが、強力なアピール材料になります。

実際のプロジェクトでどんな問題を解決し、どのような価値を提供したかを具体的に示すことで、自身のスキルや業務改善力を伝えられるからです。

では具体的にどのように作成すればいいのでしょうか。

ポートフォリオとケーススタディ、それぞれの作成のコツを紹介します。

ポートフォリオで全体の実績を見える化する

転職活動を始める前に、自身の代表的なプロジェクトを3~5件選び、各プロジェクトの課題・取り組み・成果を整理しましょう。

ポートフォリオ作成時は、個人情報や機密情報の取り扱いに注意し、NDA(秘密保持契約)に違反しない範囲で情報を抽象化しつつ、自分の貢献部分を明確に示すことが大切です。

ケーススタディで業務改善力を具体的に示す

ポートフォリオのなかでも特に重要なのが、ケーススタディです。

ケーススタディとは、実際のプロジェクトで解決した問題点や提供した価値を、ストーリー形式で具体的に示すものです。

たとえば、

「大手製造業のDX推進プロジェクトにおいて、生産管理システムの刷新により年間コスト20%削減を実現」

といったように、成果を具体的な数値で示す事例 を含めると、採用担当者に「即戦力」としての価値を明確に伝えられます。

業界や技術領域ごとに複数のケーススタディを用意しておくことで、応募先企業の業種や求められるスキルに合わせた実績をアピールできるでしょう。

ITコンサルタント向けおすすめ転職エージェントの利用に関するよくある質問と回答

ITコンサルタント向けおすすめ転職エージェントを利用する際によくある質問についてまとめてみました。

気になる点があれば、以下項目をタップしてお進みください。

ITコンサルタントの転職活動はどのくらいの期間が必要?

ITコンサルタントの転職活動には平均3〜6ヶ月程度の期間が必要です。

専門性の高い職種なことから、選考プロセスが長めに設定されることが多いためです。

具体的な転職活動の流れは以下のとおり。

転職活動のステップ 所要期間の目安
転職準備(履歴書・職務経歴書作成、エージェント選定) 1〜2週間
求人検索・応募 2〜4週間
書類選考・一次面接 2〜3週間
最終面接・内定獲得 2〜4週間
内定承諾・退職手続き 1〜2ヶ月

企業ごとに選考フローが異なるため、所要期間はあくまでも目安で、書類選考に時間がかかる場合や、複数回の面接が設定されるケースもあります。

特に戦略系や外資系コンサルティングファームでは、ケース面接や複数回の面談が実施されるため、他の職種に比べて内定までの期間が長くなる傾向に。

なかには選考期間が1〜2ヶ月に及ぶことも珍しくないので注意しましょう。

また、内定後も退職交渉や引き継ぎ期間が発生するため、スムーズに転職するためには、退職予定日の1〜2ヶ月前を目安に現職の上司に相談を始めておくのがおすすめです。

ITコンサルタントの転職活動は、余裕を持って3〜6ヶ月ほどのスケジュールを組んで進めるといいでしょう。

未経験からITコンサルタントへの転職は可能か?

未経験からITコンサルタントへの転職は可能ですが、適切なスキル習得や準備が必要です。

ITコンサルタントはITの専門知識とコンサルティングスキルの両方が求められる職種であり、未経験者でもポテンシャル採用されるケースがある一方で、選考基準は高いです。

未経験からITコンサルタントに転職する主なルートとしては、以下の3つが挙げられます。

●SIer・ITエンジニアからのキャリアチェンジ
ITスキルを活かし、顧客折衝や要件定義の経験を積むことでコンサル転職がしやすい。
●事業会社のIT部門(社内SE)からの転職
社内システム導入やDX推進の経験が評価され、コンサルティング業務への適性をアピールしやすい。
●ポテンシャル採用(未経験枠)
大手コンサルファームでは、未経験向けのポテンシャル採用を実施。論理的思考力やコミュニケーション力が重視される。

なかでもITエンジニアやSIer出身者は技術力を活かせるため、比較的スムーズに転職できるでしょう。

またIT未経験でも、プログラミングやクラウド、データ分析の知識を習得しておくと、選考時の評価が上がりやすいです。

UdemyやCourseraなどのオンライン学習プラットフォームを活用して、ITリテラシーを高めてみてはいかがでしょうか。

さらに、コンサルティング業務は領域問わず、ロジカルシンキング(論理的思考力)や問題解決能力が重要視されます。

ロジカルシンキングを学ぶのであれば、「グロービス経営大学院」などが有名なのでチェックしてみてください。

未経験からITコンサルタントを目指す場合は、3つのルートを理解し、ITスキルの習得や論理的思考力の強化を取り入れていきましょう。

加えて、未経験者向けの転職支援実績が豊富な、ITコンサルタント向け転職エージェントを活用しながら、転職活動を進めるのがおすすめです。

ITエンジニアとITコンサルタントの違いとは?

ITエンジニアとITコンサルタントは、業務の目的や役割、求められるスキルが異なります。

ITエンジニアは主にシステムの開発・構築・運用に関わるのに対し、ITコンサルタントは企業のIT戦略を策定し、課題解決を支援することが主な役割だからです。

それぞれの違いを以下の表にまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

項目 ITエンジニア ITコンサルタント
主な業務 システム開発、プログラミング、運用・保守 IT戦略立案、課題解決、業務プロセスの改善提案
仕事の流れ 設計 → 開発 → テスト → 運用・保守 現状分析 → 課題抽出 → 解決策提案 → 実行支援
求められるスキル プログラミング、システム設計、インフラ構築 論理的思考力、コミュニケーション力、IT戦略
クライアントとの関係 要件に基づいて開発を行う クライアントの経営課題に基づいて提案を行う
キャリアパス システムアーキテクト、ITスペシャリスト、PM シニアコンサルタント、マネージャー、パートナー

表を見ても分かるとおり、ITエンジニアはシステム開発や技術面の専門家であるのに対し、ITコンサルタントは企業のビジネス課題をITで解決する役割を持つため、求められるスキルや業務の範囲が異なります。

実際には、SIer(システムインテグレーター)や事業会社のIT部門での経験を活かして、ITエンジニアからコンサルタントへキャリアチェンジするケースも多く見られます。

これからITコンサルタントを目指すなら、技術力に加えてビジネス知識やマネジメント経験を積むことが重要です。

ITエンジニアとITコンサルタントの違いを理解し、自分のキャリアに合った選択をしましょう。迷ったときは、転職エージェントに相談してみるのもおすすめです。

ITコンサルタントのキャリアパスにはどのような選択肢があるか?

コンサルティングファーム内での昇進、事業会社のIT部門への転職、企業や独立、フリーランスとしての活動などの選択肢があります。

キャリアパスごとに具体例を紹介するので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。

キャリアパス 具体例
コンサルティングファーム内で昇進 アナリスト → コンサルタント → シニアコンサルタント → マネージャー → パートナーへ昇進
事業会社のIT部門へ転職 社内IT戦略やDX推進担当として企業の成長を支える
フリーランスITコンサルタント プロジェクト単位で案件を受注し、高単価で柔軟な働き方が可能
起業・スタートアップ参画 ITコンサルの経験を活かして自ら事業を立ち上げる、または成長企業に参画

ITコンサルタントのキャリアパスが幅広いのは、クライアントの課題解決に携わることで多様な業界知識やITスキルを培え、さまざまなキャリアに適応しやすいためです。

近年、クラウド・AI・データ分析分野の専門スキルを持つコンサルタントは、高単価案件を獲得しやすいため、フリーランスITコンサルタントとして独立する人も増えています。

ITコンサルタントとしてのキャリアを考える際は、自分のスキルや価値観に合ったキャリアパスを選んでいきましょう。

「外資系ITコンサルタント」と「日系ITコンサルタント」の違いは?

主な違いとして、外資系ITコンサルタントは成果主義でグローバル案件に携わる機会が多く、日系ITコンサルタントは安定した環境で長期的なキャリア形成がしやすいです。

外資系企業と日系企業では、企業文化や評価制度・業務内容・キャリアパスにおいて大きな違いがあるからです。

以下の表にそれぞれの特徴をまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

項目 外資系ITコンサルタント 日系ITコンサルタント
評価制度 完全成果主義、年俸制、ボーナスも実績次第 年功序列+成果主義のハイブリッド、安定した昇給
給与水準 高い(年収1,000万円以上も多い) 比較的安定(年収500万〜800万円が中心)
プロジェクトの特徴 グローバル案件、大規模プロジェクトが多い 国内案件が中心、長期的な支援が多い
求められるスキル 英語力、データ分析、戦略思考、マネジメント力 日本市場における業務知識、ITスキル、調整力
ワークライフバランス 激務だが裁量は大きい 比較的働きやすい(ただし企業による)
キャリアパス 短期間で昇進・転職しやすい 長期的に安定したキャリア形成

外資系企業では、評価基準が厳しく、高報酬を得られる反面、競争が激しい傾向にあります。

プロジェクトベースの業務スタイルが多く、結果を重視する文化が強いためですね。

一方、日系企業はチームワークを重視し、社員を長期的に育成する風土があるため、比較的安定したキャリアを築きやすくなっています。

また外資系ITコンサルタントは英語力が必須であり、海外案件に携わる機会が多くなっていることから、英語力を活かしたい人にもおすすめです。

一方で、日系ITコンサルタントは日本国内の大手企業のDX支援やシステム導入プロジェクトに関わることが多く、クライアントと長期間の関係を築くスタイルが一般的です。

以下、外資系の代表的なコンサルファームの一例を紹介します。

  • アクセンチュア
  • デロイト
  • PwC
  • KPMG
  • EY

次に日系のコンサルファームの一例を紹介します。

  • アビームコンサルティング
  • クニエ
  • フューチャー

さらに注目したいのが、ワークライフバランスに関する点です。

外資系は激務になることもありますが、プロジェクトの忙しさによって労働時間が変動するため、リモートワークやフレックス勤務など、自由度の高い場合が多いです。

反対に日系企業は労働時間が比較的安定しているものの、企業文化によっては残業が多くなることもあるので注意しましょう。

外資系と日系のITコンサルタントのどちらを選ぶかは、自分のキャリアの方向性や働き方の価値観に合わせて決めるのがおすすめです。

SaaS・クラウド・AI領域のITコンサルタントの需要は?

SaaS・クラウド・AI分野の需要は年々高まっており、今後も成長が期待されます。

企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)が加速しており、SaaS・クラウド・AIを活用した業務効率化や新規ビジネス創出のニーズが増えているからです。

以下は、注目されている領域と代表的な技術・ツールの一覧です。

領域 代表的な技術・ツール
【SaaS導入コンサル】
業務効率化やコスト削減を目的に、多くの企業がSaaSを導入
Salesforce、SAP、Microsoft Dynamics、HubSpot
【クラウド移行・最適化】
オンプレミス環境からクラウドへの移行ニーズが増加
AWS、Azure、Google Cloud、IBM Cloud
【AI活用・データ分析】
AIを活用した業務自動化やデータドリブン経営の推進
TensorFlow、PyTorch、BigQuery、Snowflake

さらに、SaaS・クラウド・AI領域では、以下のようなスキルを持つ人材の市場価値が高いです。

  • クラウドインフラの設計・運用スキル(AWS、Azure、GCP)
  • SaaS導入・業務改善のコンサルティング経験
  • AI・機械学習モデルの設計・活用スキル
  • データ分析・BIツールの活用スキル(Tableau、Power BI)

技術的な知識だけでなく、業務プロセスの最適化やデータ活用のスキルも求められるためです。

また2025年現在、特にAIやクラウド活用のコンサルティング需要が急増しています。

そのため、未経験者でもデータ分析やクラウドの基礎スキルを身につけることで、ITコンサルタントへのキャリアチェンジもしやすいと考えられます。

SaaS・クラウド・AI領域は今後も成長が期待される分野で、ITコンサルタントを目指す方にとっては、魅力的な選択肢のひとつといえるでしょう。